疲れやすい自分と付き合う~だるさの解消、疲れない毎日のコツ~
はじめに
こんにちは。
私は昔から、ものすごく疲れやすい体質です。正確には、集中して何かに突っ走り、しばらくしてエネルギー切れを起こしてから気づき、まとめて休息が必要になってしまう人生でした。このしばらくとは、数日の事も数か月のこともあります。
恐ろしいですね。
自分の事は分からない。
それなのに年々疲労感だけは高まるばかり。
どうにかならないものかと思って過ごしているうちにマイルールができました。
本日はそれについて書きます。
睡眠を最優先する
まずは睡眠です。私はややロングスリーパーです。7時間では足りません。疲れが強いときは10時間くらい寝ます。
以前はそれを無駄だと思ってどうにか睡眠を短くできないかと悩み、戦っていました。
今ではもう諦めました。
「西の魔女が死んだ」という小説に以下の一節があります。
「シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからと言って、だれがシロクマをせめますか」
私の思考が出来上がるよりも前に、まず天から与えられた私の体や体質があるはずです。
それに背くことはできない、と腹をくくりました。
普通とか、常識の前に私は私の体を尊重してあげないといけない、世界で私だけが私の体を大事にしてあげられる唯一無二の存在だと考えるようになりました。
今でも”普通”に流されそうになることは多々ありますが。
そうして諦めと同時に自分を受け入れはじめました。
諦めというとものすごくネガティブで避けたいものと考えがちですが、自分を愛するということが分からなかった頃、いつも自分自身と戦っていました。
戦っていらだちばかりが募り、疲弊していました。
本当は実力主義の世の中を戦いつつ進んでゆかなければならなかったのに、余計なところで消耗していたんですね。
諦めたら、毎日がとても楽になりました。
そんなわけで、今はもう余計な消耗は一ミリたりともしたくないので、疲れを感じたら即仮眠を取ります。そして夜もしっかり寝ます。
我慢しない
いい子にしなければと思って育ってきタチなので、気づくと自分を押し殺して周りに合わせようとして生きてきました。
気を付けていないと自分を抑制する癖が出るので、今では意識して我慢しないようにしています。
例えば、友達と遊んでいて疲れてきたら、
疲れているから耳栓をする、ちょっと会話しにくいかもしれないけれど、と断って耳栓をする。
会話中でも、疲れてきたらしゃべるのを止めてぼーっとする。
他人はこちらの疲労具合なんて全くわからないからこそ、自分から一石投じるのです。
それで離れていく友達ならそれでいいと思っています。笑
小さなことだけれど、疲労の蓄積度が変わります。
帰宅してぐったりする度合いが減りました。
遊んで帰ると毎度それなりにぐったりしますが、だいぶマシです。
時間を有効活用しない
仕事と家事の間の雑用、ここに来たついでだからと予定を入れる、仕事の往復の電車で語学の勉強や読書、そんなことを私はしょっちゅうしていました。
自己啓発本などには良く書かれていますね。
効率よく時間を使いなさい、隙間時間に勉強しなさいと。
でも今は思うのです。
私には息抜きが必要。
感覚過敏でただでさえ人込みや電車が苦手なのに、そこに勉強を突っ込んだら、過度の刺激を浴びてしまうことになります。
結果、仕事などメインの予定に支障をきたし、疲労困憊します。
一般的に良しとされることより、私の感覚を優先することにしました。
大抵の本は一般大多数に向けて書かれている、それなら、マイノリティである自分には当てはまらないことも多いだろうと、そう思って読むようになりました。
だから、毎日、意識してやることを絞るようにしています。
やらなくていいこと、得なくていい情報が世の中にあふれかえっていることに気付きました。
私の毎日は、私の幸せに向けて最適化していけばいいと思うのです。
そのかじ取りするのは自分なのです。
軽めの運動をする
よく散歩します。朝でも昼でも夜でも。
怠くて動きたくなくても、少し動くと体調がわかるからです。
本当に疲れが酷い時は、歩き始めて10分で足を引きずるような感覚が出始めるので、引き返します。
歩きながらどんどん調子が上向きになることもあります。
でも歩かなかったら分かりません。
そういうわけで、前回書いたような冬の倦怠感と微熱があっても外に出ます。
それから、最近のおすすめはヨガ。
YOUTUBEのビーライフさんのヨガは10分程度でできるものが多くて好きです。
姿勢が縮こまっていると呼吸がうまくできていなくて体調不良やだるさにつながることがあります。
その解消にもってこいです。
気持ちも上向きになります。
主治医にもヨガはいいと太鼓判を押されました。
おすすめしないのはハードな筋トレ。
実は昔ハマっていました。
達成感が強いのでつらくても続けられてしまい、気づいた時には体のあちこちを痛め、食事が楽しくなくなり、結局ひどい過食に走りました。
程よくやれていたらきっと体に良いと思います。
タイマーをセットする
仕事に、趣味に、長時間になる作業のお供にタイマーを使います。
過集中を防ぐためです。
これはASDあるあるですが、集中しすぎて周りが見えなくなり、何時間も没頭して作業してしまい、終わったころには疲労でボロボロになることを防ぐのです。
タイマーは作業により、25分か50分と決めています。
これに慣れると、タイマーなしでも1時間半くらい経つと自然と体が休憩してくれるようになりました。
タイマーの使い始めはタイマーの音がうるさくて大嫌いだったのですが、多少慣れました。
でもやっぱり今もタイマーの鳴る音は嫌いです。笑
おわりに
いかがだったでしょうか。
少しでも読んでくれた方のヒントになれば嬉しいです。
これからも毎日試行錯誤しながら、生きづらい中でもわりと快適に生きるコツを集めていきたいと思います。
感覚過敏、精神疾患があるからと言って不幸になると決まったわけではありません。
確かに世の中に転がっている一般向けのヒントは役に立たないこともあるかもしれないけれど、その分、人一倍考えて工夫して自分の生活を絶対良くしてやる!と私は思っています。
さて、そろそろ疲れたので休憩します。