お金を使わずに疲れを回復する工夫~感覚過敏や障害とうまく付き合う~
はじめに
こんにちは。
私はとても疲れやすいです。
一日に三回以上疲れたと呟いてしまう日があるくらい。
体が疲れているのか心が疲れているのかすら分からなくなる日もたびたびあります。
どうしたもんだろう、と言っていても誰も何もしてくれないので、工夫してみました。
お金を使わずに休める方法を今も現在進行形で試行錯誤しています。
その一部を書いてみます。
こまめに休む
疲れは少しなら怖くないけれど、疲れがたまると病状が悪化します。
私の場合は双極性障害もあり、頑張っているとどんどんハイになっていって、後から鬱の波がやってくることもあります。
だから、小さい疲れのうちにスローダウンする必要があります。
そのため、こまめに休むことにしています。
疲れているのか?まだ疲れていないかも?くらいのうちに休みます。
10分ぼーっと空を見上げるとか(30分になることも)、ただ美味しいコーヒーを入れて味わうとか、集中力を使わないような休み方をします。
私は過集中がおきやすいので、タイマーをセットして作業したりして、50分に一回は席を立つようにしています。
ちょっとストレッチしてみたりします。
ここでは完全にすっきりしなくてもOKとしています。
なんなら休んだふりをした、仕事をちょっとさぼったくらいのイメージで。
休む習慣をつけて心をほぐす事を目的としています。
これだけでも、緊張して張りつめたまま一日を過ごすことがぐんと減りました。
集中的な回復の為には、ホットアイマスクと電気毛布を用意して毛布にくるまる
それでもどっと疲れる日はあります。
仕事が忙しくてあまり休めなかった日、睡眠不足の日、生理の前後など。
とりあえずごはんを食べたら、あずきのホットアイマスクと電気毛布を持ち込んで布団にくるまります。
あずきのホットアイマスクはドラッグストアで数百円で売っていて、繰り返しレンジでチンして使えて、とてもコスパがいいです。
私のは2年以上経っていますが現役です。
程よい重さと、ほのかなあずきの香りと、ちょうどいい温かさで目が休まります。
電気毛布は足元に敷いて、冷えた足先を温めます。
お気に入りの無印の毛布にくるまって耳栓をしたら、タイマーを10分セット。
10分経ったらかなりスッキリしています。足りない時は追加で10分プラス。
集中的に疲れをとって、お風呂に入ったり雑務をする気力を取り戻します。
本当はこのまま休んだ方がいいのは分かっていますが、いろいろやることがある時は10分でリカバーして休憩をおしまいにします。
週末のデジタルデトックス
これは最近やり始めて本当に効果を感じています。
つい見てしまうスマホをオフにして週末、半日くらい過ごします。
買い物したり、散歩したり、好きなように動きます。
公園に行って日向ぼっこをするのが一番気に入っています。
走り回る子供を見てぼーっとしたり、うとうとしたり。
いつもは作らない料理をしたり。
これだけで頭がクリアになって、良い睡眠をとった後のような気分になります。
いかにいらない情報に振り回されていたか痛感します。
たぶんもっとシンプルに生きられる、という自信がわいてきます。
マルチタスクをしない
感覚過敏を持っていると人一倍疲れやすいです。
もともと、私たちの脳はマルチタスクが得意ではないと聞いたことがあります。
でもスピード化の時代、仕事では当たり前にマルチタスク、家事もマルチタスク、と追われるように生きています。
疲れるのが当たり前になっています。
だから、必要な時以外はマルチタスクをしないようにしています。
丁寧な暮らしをする、なんてかっこいいものではありません。
ただ頭がヒートアップするのを防ぎたいのです。
例えば食材の買い物に行く時でも、何件もはしごしないで一か所だけ行って帰ってきます。
買い忘れがあっても気にしないようにします。
無駄に歩いたり無駄に時間を使うことを受け入れるようにします。
だって私の人生すでに無駄だらけなんだから。
今更ちょっと頑張ったところでこの気質は変わりそうにないから。
諦めて、淡々と、あんまり頭を使わずにふわふわと生きたいと思うのです。
その方が私という人にとって幸せだと思うのです。
無理なものを無理だと言う
スケジュールが重なった時、私は無理して2つをかなえてしまおうとしがちです。
でも、後で余計に疲れがくることに気付き、やめました。
2つの予定、時間はタイトだけれど何とかこなせそう。
でも気持ちは乗らない。
それなら片方にノーと言います。
本当はちょっぴり罪悪感を感じてしまうのですが、心を鬼にして、ノーと言います。
これをし始めてから本当に心が楽になりました。
マゾ気質なのか分かりませんが、要求されるとできる限りかなえたいと思ってしまうんですね。
そうやって無理していることに気付いていないのが一番怖いと思うのです。
それが病気の芽になるから。
今はなるべく予定を分散させて負荷がかかりにくい様にコントロールしています。
疲れ方が変わりました。
おわりに
以上、私の生活の小さな工夫でした。
お金をかけたらもっとありそうだけれど、今のところこんな感じです。
意識してするかしないかで雲泥の差。
最近病状が安定しているのは、日常の工夫によるところが大きい気がしています。
ちょっと悪くなりかけても戻るのが早いんですね。
それでいいと思うのです。
疲れやすい自分を受け入れて、寄り添って、隣でうまくコントロールしてあげる。
そんな風にしてこれからも試行錯誤の日々を過ごしていこうと思います。